こんにちは、不燃ごみ(@hunenkanengomi)です。
FIREの試算って7%のリターンで考えられることが多いですが、これってインフレを考慮した数字なんですよね。
であれば半分労働をするサイドFIREってインフレにも耐えうることができるのでしょうか。
本日は少し考えてみたいと思います。
この記事はこんな人に役立つかも!! - サイドFIREをしたい人
- インフレが気になる人
お給料も上がるんじゃないの?(震声)
そうだったらいいんだけどねえ(白目)
サイドFIREの天敵
最近インフレがすごいって色んな国で言われていますよね。
アメリカなんかでは物価が高すぎて時給が4000円くらいになってるとの噂です。
◆ ビッグマック
— 後藤達也 (@goto_finance) August 10, 2023
世界のビッグマックの価格を比べるBig Mac index。英The Economist誌が先週、最新版を公表したので主要10通貨の円換算をグラフにしてみました。首位のスイスは1100円。直近で円安が進んでいるので、さらに差は開いていそうです。外国人の目に「日本は安い」と映るのもうなづけます https://t.co/3w3eKu5oQ2 pic.twitter.com/G9IHogSOkH
有名なのはビッグマックの値段ですが、どの国も値上がりしすぎてて日本が可愛く見えてきます。
さて、そんな一番安い日本ですが当然のことながら物価は上がっているのが現状です。
こちらはG7の物価が35年間でどれだけ増えているか表したグラフになります。
ご覧の通り海外の上がり具合はすさまじいですね。
優に2倍を超えています。
これらに比べると日本なんて微々たるもののように思えますが、実は2割ほど上昇しているんですよね。
これは意外と大変です。
お給料が上がらない代わりにこれくらいの物価上昇で済んでいるのでいいように思えますが、今後もさらに物価は上がり続けます。
そちらに関しては最近のコンビニやスーパーの商品を見ていると一目瞭然です。
私は特にセブイレのコロッケパンが大好きだったのですが、コロナ前まで110円だったものが今では160円。
2割どころの騒ぎではありません。
少し話が逸れましたが、物価が35年で2割上昇するということは、生活費も同様に上昇すると考えたほうが良いわけです。
完全なFIREと違いサイドFIREでは、この上がらない賃金で物価と戦っていかなくてはなりません。
どれくらい変わってくるのか
実際に少し考えてみましょうか。
設定は以下の通り。
- 一人暮らし
- 年間生活費:200万
- 投資収入:140万(税引き後)
- 労働収入:60万円(税引き後)
簡単考えられるよう、キリよくしています。
投資収入が140万とのことなので資産は2000万あたりでしょうか。
労働収入は手取り60万得るには額面で74万ほど必要です。
月額だと6万2000円になります。
バイトをしているとして、時給1000円だと1日5時間労働で日給5000円。
ひと月にだいたい12日労働ってところでしょうか。
週休4日のイメージですね。
これが物価上昇により2割上がると、以下の通り。
- 一人暮らし
- 年間生活費:240万
- 投資収入:168万(税引き後)
- 労働収入:72万円(税引き後)
投資収入はインフレに対応できるので置いておいて、問題は労働収入です。
労働収入で72万手に入れるためには、額面で86万ほど必要になります。
月にして72000円です。
同じように計算するとおよそ14日の労働が必要になります。
先程から労働日数が2日ほどプラスされましたね。
今回は生活費が比較的少なく投資による収入がある程度あったのでこれくらいで済みましたが、実際はもう少し仕事量が増える恐れがあります。
せっかくサイドFIREをしたのに労働時間が増えていては意味がありませんね。
低資産FIREは危険
このように考えると、いくらサイドFIREと言えど資産からの収入は多いに越したことはありません。
特に若いうちからリタイアしてしまうと、その分インフレの影響を受けやすくなります。
最近は低資産FIREなんかも人気ですが、非常に危険な気がしますね。
物価が上がるに伴って生活費を落とせれば良いですが、低資産FIREなんかは最初から結構切り詰めた生活をしています。
これ以上節約を加速させるとQOLが著しく低下しそうです。
よってイメージとしては生活費を100としたときに投資による収入を70‐80、労働収入はオマケのように考えて20‐30くらいの割合の方が長続きできるんじゃないでしょうか。
一度本業を辞めてしまうと、私のように大手企業で働いている人ほど復職が難しくなるかもしれません。
仕事を辞める時は思い切りのよさも必要ですが、しっかり準備をしておくことも大切ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日はサイドFIREがインフレに対応できるかというお話をしました。
物価が上がりにくい日本ですが、その分賃金も上がりません。
労働で生活を支える以上、資産の大きさというのは深慮しないといけないのかもしれませんね。
- サイドFIREの天敵
- どれくらい変わってくるのか
- 低資産FIREは危険
それじゃあ今日はこの辺で。。。
レッツFIRE転生!!