こんにちは、不燃ごみ(@hunenkanengomi)です。
先日ですね、FIREならぬ“FIRA60”という単語を目にしました。
本日はその内容について感想を交えながらお話したいと思います。
この記事はこんな人に役立つかも!! - FIREを目指している人
- サイドFIREを目指している人
サッカー??
それFIFA!!
概略
今回見た記事はこちらでした。
早期リタイア「FIRE」族の破綻が急増するワケ。日本人向けリタイアプラン「FIRA60」で仕事と老後の充実を得る方法とは?=榊原正幸 | マネーボイス (mag2.com)
内容をめちゃくちゃザックリ書きますね。
- FIRA60(Financial Independence, Retire Around 60=経済的自立と60歳前後の退職)
- 早く仕事を辞めても、ろくなものではない
- イヤじゃない仕事に就いて働き続けたほうが人生が有意義
- 還暦前後くらいから一生安泰の楽隠居に入ることが「充実したバラ色の人生」
- 30歳は人生において「駆け出し」の時期
- 5,000万でも少ない
これ著者が仕事好きなだけじゃない?
うん、そんな風に感じる
まあ言いたいことは分かりますよ。
ようするに逃げずに頑張ったほうが後々の人生が楽だし、人生も充実するよってこと。
この方が掲げるFIRE(FIRA60)は完璧なものなんでしょうね。
お金も潤沢にあって人生も充実している。
自由な時間も、仕事を辞めなくても効率的な働き方をすれば捻出できるだろうと。
正直これは、働くのが好きな人にしか適応されません。
そう思って著者の榊原正幸さんを調べてみました。
経歴
・1961年 – 愛知県名古屋市に生まれる。
引用元:榊原正幸 – Wikipedia
・1984年 – 名古屋大学経済学部卒。その後、名古屋大学大学院へと進む。
・1990年 – 名古屋大学経済学部助手となり、研究者としてのスタートを切る。
・1993年 – 日本学術振興会の特別研究員として渡英。
・1997年 – 東北大学経済学部助教授となる。
・2000年 – 日税研究賞を受賞。
・2001年 – フランス・国立レンヌ第一大学の経営大学院にて客員教授として教鞭を取る。また税理士資格および英国レディング大学大学院博士号を取得。
・2003年 – 東北大学大学院教授となる。
・2004年 – 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科に教授として移籍する。
いや、働くの好きやないかい!!
ないかい!!
仕事も上手くいって教授になって受賞したりして、こんな人からしたら早々に仕事を辞めてるのを見ると可笑しく思うでしょう。
ましてや潤沢な資産がない中でのリタイアなんですから。
ちょっと世界線が違いすぎるように感じました。
これにはおかりんもびっくり!!
60歳前後の退職
そもそも60歳前後でのリタイアが、さも良いもののように取り上げられていることに疑問を抱きます。
何故ならこれってただの定年退職なんですよね。
確かに現在は定年退職の年齢が60歳⇒65歳に引き上げられましたし、雇用延長により70歳近くまで働けるようになっています。
ただ、ここに価値観を合わせるのっておかしくないですか?
これって国が年金をもたせるためにやっているんですよ。
こういった状況なので60歳でも十分FIREだと言う方もいらっしゃいますが、少し待ってください。
厚生労働省の2021年の調査では、日本人の健康寿命は以下のようになっています。
男性72.6歳
女性75.5歳
40年近く必死に働いた結果、残りの時間が10年ちょっとしかありません。
こんなのあんまりじゃないですかね。
これに似た記事は以前書いてます。
50歳で遅いって言ってましたね私。笑
また、記事の中にはこんな文章もありました。
効率的に働けば、本業を辞めてしまわなくても、ある程度満足できるくらいはサーフィンだって子育てだって、その他の趣味だってできます。
引用元:早期リタイア「FIRE」族の破綻が急増するワケ。日本人向けリタイアプラン「FIRA60」で仕事と老後の充実を得る方法とは?=榊原正幸 | ページ 3 / 3 | マネーボイス (mag2.com)
言っていることは理解できます。
仕事を辞めてまでやろうとしていることは意外と少ないということでしょう。
私も今働きながら旅行とか楽しめているので、まあ分かります。
しかし、私たちが嫌なのはそこではありません。
長時間労働に時間を拘束されるのが嫌なのです。
これは効率的とかそういう問題ではないんですよね。
【楽】を増やしたいのではなく、労働という【苦】を減らしたいのです。
イヤじゃない仕事
まあそんな風に言うと、こんなことを言われるわけです。
ただひたすら仕事がイヤになっているだけですよね。
引用元:早期リタイア「FIRE」族の破綻が急増するワケ。日本人向けリタイアプラン「FIRA60」で仕事と老後の充実を得る方法とは?=榊原正幸 | ページ 3 / 3 | マネーボイス (mag2.com)
だったら、たかだか5,000万円で辞めてしまうような暴挙に出るのではなく、「イヤじゃない仕事」に就けるように、死にものぐるいでスキルを身につけて「イヤじゃない仕事」に就くことを考えるべきです。
???
ここを読んで、価値観が違うなと思いました。
イヤじゃない仕事ってなんでしょう??
労働が嫌いなんだよね~
イヤじゃない仕事があるなら教えてほしい
きっと今の低資産FIREの方々を含め、多くの方が労働という呪縛から解放されたいと思っている方が大半だと思います。
そこがまず響かないんですよね。
加えて、
“死にものぐるいでスキルを身につけて”
恐らくここも響かない。
嫌なものから逃げてるのに、そんな頑張れるわけがありません。
ただ、“イヤじゃない仕事”ではなく“好きなこと”になると話は別です。
好きなことだと頑張れますし、何よりやっていて楽しい気持ちになります。
これを仕事にするかどうかは人によって違うと思いますが、こういった“熱中できること”を一つくらい持っておくことは大事ですね。
リタイアした後は時間が余ると言いますし。
実際にサイドFIREされたフォロワーさんの中にも、イラストレーターになろうと頑張っている方もいらっしゃいます。
まあなんにせよ、イヤじゃない仕事をしようと言う人は自分に合った仕事、いわゆる天職に巡り合えた人なんではないでしょうか。
働きたい人はどうぞお好きに
今回の記事読んで思ったんですけどね。
こういう系のこと言ってる人って、私たちがどれだけ労働が嫌いか事の重大さを理解してないんですよ。
だから平気で、低資産だとか惨めな生活、節約の日々とか言ってきます。
違うんですよ。
働くことが嫌いな私たちにとって、
仕事>>>>>>>>>>>>>多少の我慢
ストレス度合いは仕事のほうがはるか上です。
贅沢するのは諦めましょう。
全部勝ち取れる人生も諦めましょう。
節約だって喜んでやります。
ただ仕事は辞めますよ?
支出にメリハリをつけるので、自分がしたいことはやりますよ?
こういう認識なんですよね。
なのでそもそも仕事が好きな人や苦じゃない人からしたら、理解に苦しむと思います。
(どうして自ら貧しい生活をするのか?)
(安定した仕事を何故手放すのか?)
そういう方はそれでいいんです。
どうぞ好きなだけ働いてください。
こういう人がいないと、我々も仕事を辞めれないですし経済が回りませんからね。
お互い好きにしたらいいのにね
ほんと干渉しすぎだよ~
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日はFIRA60という記事の内容と、私の感想をお話しました。
やはり自分を基準としたやり方以外は異端に感じてしまうのでしょうか。
人の数だけやり方があってもいいように思えますけどね。
私はFIRA60に賛同できませんでした。
- 概略
- 60歳前後の退職
- イヤじゃない仕事
- 働きたい人はどうぞお好きに
それでは今日はこの辺で。。。
レッツFIRE転生!!